Epic Theft世界樹の迷宮メインの二次創作とか語りなブログ。
旧世界樹のめいろですが別に中身なにひとつかわってません。
絵とか小説とかあるよ。CATEGORIESからどうぞ。
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公式とは全く関係ありません

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    episode2:星回り 17:17
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       ひとつの迎合が特異なものである事。それは往々にして迎合の場では気付かないものだ。
       公国のメインストリートを通れば、日に数十時として数百もの人々と出会いすれ違う。しかしそれを逐一記憶する事などありえない。事の起点が起点であったと気付くのは、えてして後の話なのだ。
       だから彼らにとってはこの出会いも、何ら特筆すべき事の無い遭遇の一つ。それも樹海でうんざりするほど起こる遭遇の一つでしかなかった。
       少なくとも、この時は。

      「……!」
       まるで奇術のように突如として眼前に現われた黒い影。それは一瞬でヴィルジールの思考を白紙にしその身を石のように硬化させた。
       彼らが今踏んでいるのは樹海の3Fの土。訪れたばかりのフロアを探索する前に身を休め傷を癒していた、その最中だった。
       彼らも休憩時とは言え、全くも無防備に身を休めるはずも無い。だがその獣の存在を察知することは誰にも出来なかった。耳の良いアルステーデにも、生き物の気配に敏感なジンマルにすら。
       正常な思考が戻ると同時にヴィルジールは動いた。武器を抜き脅威に立ち向かう為だ。
       しかし、そうしながらも彼には解っていた。自身が剣を抜ききるよりも、その腕が食いちぎられる方が早いだろう事を。鞘走りの感触と同時に、彼の脳裏には既に自身の命運の幕切れがくっきりと映し出されていたのだ。
       …しかし――。

      「……?」

       獲物として捉えた人間が攻撃の動作を見せたにも関わらず、獣は身構えたまま。次の動作には移ろうとしなかった。相手に一切の行動を許さず、大地を蹴り上げ飛び掛り鋭い牙で喉笛を食いちぎる…それが可能だったろうにも関わらず。
       ヴィルジールがチラリと視線を泳がせると、隣ではジンマルもまた怪訝な表情で獣を伺っていた。
       黒き獣…狼。黒毛が覆うしなやかな体躯は、まさに過酷なる環境に鍛え抜かれたもの。そして闇に煌く黄金の瞳。向けられた眼差しは人のそれを思わせるほどに情緒豊かで理知的でもあった。
       …野生の獣が徒に人間の前に出てくる事はまず無い。用があるから現われるのであり、それは大抵の場合糧を得るためだ。
       にも関わらず目の前に躍り出た獣が牙を向く様子は無い。狼は外敵に襲い掛かる変わりに、まるで目配せするように左方向へと首を向けるのだ。

      「北へ行けと言っているようです」
      「太古の秘術で動物とお話してみました、っていうのかよ?」
      「…『こちらへは来るな』という意思表示だと言いたいのです」
       
       揶揄する言葉にもシーヴは淡白だ。素っ気無い反応に首をすくめつつ、ヴィルジールはまだ警戒を解かない。
       単に縄張りに入ろうとする外敵を追い払おうとしてる、それなら道を塞ぎ違う道へと促す事も理解出来る…が、そもそもそんな駆け引き染みた真似をする獣にはお目にかかった事が無い。
       どうしたものかと思案するヴィルジールに痺れを切らしたのか、ジェイクが嗚呼、とぼやいた。

      「面倒くさ。いちいち犬の言う事なんか聞かなくたっていいよ」

       彼の言葉が終わらぬうちに獣は一つ吠えた。まるで人の言葉を理解したかのように。胸倉を強く突かれたような咆哮にジェイクは思わず身を竦めた。

      「…生意気。気に入らないね」
      「犬と喧嘩すんなよ。いいだろ、別に北から行けば。そんでダメだったら退かせばいい」

       何気なく漏らした言葉にも獣は唸り声を上げる。獣のくせに、随分と気位が高いものだとヴィルジールは嘆息した。
       そして彼らは獣に促されるまま、茂みの合間を伸びる北への道へ入る。警戒は解かず。彼らが武器を納めたのは狼より随分と遠ざかってからだ。そうした後も最後尾のアルステーデが時折り振り返っては、獣に気変わりが無いかと確認をしていた。
       そんな中、狼はヴィルジール達の行動に満足したのか胸を張る様に上空を見据え尻尾を鞭のようにしならせた。
       そして天に向かい、大きく一つ吠えたのだ。


       ***


       梢が生い茂る狭き道を抜ければやがて眩しい光と共に視界が開ける。突如閉鎖間を失った感覚が何だか頼りない。強張った身体を伸ばしながらヴィルジールは周囲を見渡した。正面奥には道と思しきものは無い。
       半ばの投げやりな態度で周囲を見渡すヴィルジールの横を、正反対の面持ちでアルステーデが通り過ぎた。ヴィルジールの視線は釣られるよう彼女を追う。

      「ねえ」

       立ち止まり振り返ったアルステーデ。彼女の姿に違和感を覚えたヴィルジールは、大きく二度瞬いた。
       彼女を照らす光。ひとつは木々の合間より注ぐ日差し。その何ら珍しくも無い初夏の木漏れ日に混ざり、もう一つ。不自然に色味を帯びた光が混ざり彼女を染めていた。やや朱の射した彼女の頬は、まるで一杯ひっかけた後のようだ。

      「何かな、これ。磁軸…にも見えるけど」

       仲間に問い掛けながら、アルステーデは自分が見たものを指し示した。木々の合間の、道というには頼りない隙間のその奥を。
       アルステーデの指先の延長線上、そこには奇妙な光の滝がおぼろげに浮かんでいた。淡いオレンジ色の光は夕暮れの清流のよう。それが何処からとも無く流れ落ち何処へともなく消えて行く。

      「磁軸…とは?」
      「エトリアの世界樹にあったの。アリアドネの糸みたいに場所と場所を繋ぐ軸が。糸と違って双方向から行き来出来る変わりに、糸みたいに何処からでも自由に使えるってわけじゃないけれど」

       アルステーデの言葉に首を傾げつつシーヴが僅かに前に進み出た。光の滝の周囲をゆっくりと歩きながら。

      「磁軸にしちゃ、色も違うが…何か違わねーか。磁軸ってのは、もっと、こう…」

       両の手のひらを上に向け、仰ぐような仕草をしヴィルジールは首を傾げる、彼もまたシーヴの後を追うように光の滝に近づく。そして、あくまで用心深く観察するシーヴの真横で、おもむろに光の滝に手を突っ込んだ。

      「Bang!」

       突然の鋭い声にヴィルジールは思わず手を引いた。しかし驚いたのも僅かな時間だ、それが仲間の悪戯である事にはすぐに気付く。

      「誰だよ?」

       誰の仕業か大体見当は付けながらも彼は徐に振り返った。が、目を細め凄む彼に応じる者は一人も居ない。彼が見たのはさらに後ろを振り返る仲間たちの後頭部だけ。
       怪訝に思いながらも良く見れば、ヴィルジールもまた近付いて来る人影に気付いた。犯人はその見知らぬ誰かなのだろう。
       奇妙な来訪者は長身の優男だった。彼は警戒する者達を全く意に介さず、その間を悠然と通りヴィルジールに歩み寄った。彼の動きと重なって金属同士がぶつかる音が耳を擽る。
       男の素性はその背格好ですぐに知れた。こんなところで探索にはおよそ不向きと見える(ヴィルジールはそう思っている)全身鎧を着込む戦士など、聖騎士か衛士くらいだ。

      「大変だ」
      「何がだよ」
      「君の腕が無くなってしまった」

       聖騎士は露骨におどけた顔を作り、先ほど光の滝に突っ込んだヴィルジールの右腕を指差した。
       ぎょっとしてヴィルジールは自身の腕を反対の手で掴む。…が、彼の腕は依然そこにある。傷の一つも無く。
       二度も脅かされれば流石に愛想良く振舞おうという気も起こらず、ヴィルジールは険しい表情で相手を睨みつけた。最も彼の場合は何ら落ち度の無い相手に対しても、同じような対応をするのかもしれないが。

      「何の冗談だよ」
      「ひとつの可能性を言ったまでだよ。この迷宮において得体の知れない物に迂闊に触れる事がどれほど危険か、というね」

       今にも喰らい付かんとするけんまくも一瞬、ヴィルジールは早くも面食らって言葉を失った。
       …勿論、彼も全くも無防備にあるもの全てに手を出しているわけではないし、今回もそのつもりだった。ただ、エトリアで似たものを知っている故に警戒もしなかった、それだけだ。
       しかしその先入観が裏目に出る危険性もある。現に、最初に受けた入国試験の時も以前と同様に考え痛い目を見たばかりだった。
       結局迂闊であった事には違いなく、判りきっていたはずの事で他人から説教を受け。しかし結局解っていなかった事を目の当たりにし…ヴィルジールに出来たのは悔し紛れの舌打ちだけだった。

      「卒時ながら何人であろうか?」

       聖騎士に向かってジンマルが問うとその傍らでジェイクが聞きよがしにため息を付く。
       それが聖騎士の言葉よりも先にジンマルにとっての答えとなった。そんな溜息は大抵、少年が人の無知を笑う時のものだと彼は知っていたからだ。
       聖騎士。そして名の知れた存在。さらに言えば先ほど出合った奇妙な獣も今ならば符号として結びつく。
       この聖騎士が…数多の獣を率いる者との事で名高き、騎士フロースガルなのだろう。

      「これは失礼した。私はフロースガル。ギルド『ベオウルフ』の者だ」
      「貴殿がかの高名な聖騎士殿か」
      「高名…良い意味である事を願おうか」

       苦笑いする聖騎士を横目に、ヴィルジールはこれが噂の騎士かと鼻白んだ。聖騎士本人にそのつもりは無さそうだが、ヴィルジールには彼の言葉が露骨な謙遜に聞こえたのだ。
       絵画では決まって雄雄しく美しく描かれ、芝居では花形役者が演じる“聖騎士”であるが、実際に見目麗しい騎士となるとなかなかお目にかかれない。聖騎士と成り聖騎士であり続けるための苦行を耐えうる者は限られているのだ。
       しかし目の前の優男は、皆が憧れ描く理想の聖騎士の体現と言ってもよかった。すらりとした長身に、炎のように靡く赤毛、整った目鼻立ち。そうでありながら重厚な鎧と巨大な剣もしっくり馴染んでいる。唯一違うとすれば、多くの聖騎士は巨大な盾を使うものだが、彼は所持していなかった。
       その上にちょっとばかり大衆達の暇つぶしに良い逸話でも出来れば、騒がれない方がおかしいというものだ。

      「で、その有名人が何の用だよ」
      「君たちは最近公国に来た冒険者ではないかな?噂は聞いている。名は『アセンブリッジ』、だ」

       違うかな、と問いかけるよう首を傾ける聖騎士。ヴィルジールは面倒くさげに頷いた。

      「ああ。ありがちな名前だろ」
      「だが、良い名だ」

       無駄な世辞だと思ったが、フロースガルの態度に揶揄するような面は見られなかった。

      「で…用件、だったね。なに、大した事ではないよ。ただ、世界樹の迷宮に来たばかりの者は、『それ』の事を知らないだろうと思ってね」

       フロースガルに指し示されるままに、ヴィルジールは改めて光の滝を振り返った。皆も同様だ。
       
      「ご高名な騎士サマが、迷宮案内の為にこんな場所で油売ってるのかよ」
      「しかし君たちは現実に、どれ程か困っているように見える。違うかな?」

       嫌味も通じていないのか流しているのか、悪意のない笑顔が返ってくる。毒気を抜かれヴィルジールは肩を竦めた。

      「ご高配痛み入る。御察しのとおり難儀していたところだ」

       このままでは埒が明かないと見たか、ジンマルが聖騎士に頭を下げた。ついでアルステーデがヴィルジールの袖を引き、彼に囁く。

      「外交下手が無理しなくていいよ」

       痛い言葉にヴィルジールは口を閉ざした。余計な事を言ってしまう性分を呪いながら。だが、ヴィルジールには頭の何処かでは自覚もしていた。つい返答に殺気だってしまうのは性分だけでは無く、相手に対する気後れがそうさせるのだとも。
       ハイ・ラガード公国屈指の探索者である、この聖騎士に対して。
       ジンマルに促されるまま、フロースガルは光の滝について説明を始めた。磁軸のように距離を越えての移動が可能な事、ただし一方通行であり樹海側からは入る事が出来ない事…。
       …何処にだってお節介な先達はいるものだ。ヴィルジール達とて樹海内にて困り果てた冒険者を見つけ、自分たちに助ける能力及び余力があるのならば助けるだろう。彼の聖騎士の場合、冒険者達の平均よりもいくらか世話焼きなだけ…そんなところだ。
       話を聞きながら、ふと奇妙な息遣いを耳にしシーヴが振り返った。そして彼女は小さく声を上げる。
       ヴィルジール達が来た道とは逆…磁軸の柱を挟んだ東側より、先ほど道を塞いでいた黒い狼が再び姿を見せたのだ。しかし、今の獣は殺気立った様子は無い。狼は悠然と巨大な体躯を揺らしながら歩き、フロースガルの傍らに身を寄せた。一瞬だけちらりと向いた狼の顔が何処か得意げに見えて、ヴィルジールは眉間に皺を寄せる。

      「ああ、すまない。随分と待たせてしまったね」

       狼が鼻を摺り寄せると、フロースガルは語りかけながらその頭を撫でた。今になっては既に皆に予想が出来ていたが、やはりこの狼はフロースガルの使役する狼だったようだ。聖騎士自身は、仲間や同士という言葉を望むだろうが。

      「…少し長くなってしまったね。私はそろそろ失礼しよう。クロガネも来た事だし」
      「その狼…クロガネと仰るのですか」
      「ああ」

       シーヴが名を呼ぶとクロガネは頭部を低く構えうなり声を上げた。気安く名を呼ばれた事が気に入らないとばかりに。

      「先ほど、道を塞がれました」
      「…それはすまなかった。彼なりの親切のつもりなんだ。大目に見てもらえれば嬉しい」

       磁軸の柱の存在をヴィルジール達に教えた…という事だと聖騎士は言う。確かにこの光の滝は探索の拠点としての役割も担う。
       “狼がそこまで考えているハズがない”。ジェイクがそう言わんばかりの視線をクロガネに投げかけると、クロガネはまさに獲物を狙う獣の瞳で睨み返して来た。愚弄された事に怒るように。
        
      「…本気で、そうかもね」
      「何がかな?」
      「何でもないよ」

       ジェイクの独り言はそこで終わる。
       それ以上向けられる言葉が無いかを確認するようにフロースガルは一同に視線を向けた。

      「磁軸の起動さえしてしまえば、ここに戻るのは容易い。君達も少なからず消耗しているようだ。一度疲れを癒しに街へ帰る事が出来るのは、良い話ではないかな?」
      「ああ、感謝しとくぜ」

       思わず出た無作法な謝礼にヴィルジールは口元を押えたが、フロースガルに気にした様子は無かった。
       そして一人と一匹は背を向ける。白銀に輝く鎧と漆黒の毛並みが樹海に消える。
       公国民の羨望を集める勇士の姿は、やがて緑に混じり見えなくなった。
       
       この時の彼らには、この孤高の騎士と獣との出合いも、さほど特別なものではなかったのだ。
       それこそ街に居る多くの冒険者達や樹海に生息する数多の獣との遭遇と、さほど変わるものではないのだと…。



       ***


       
       聖騎士と別れた後、ヴィルジール達は磁軸の柱の起動を行った。聖騎士に教わった通りの方法で。

      「…アイツの言うとおり一度戻って見るか?試しがてら」
      「却下」
      「何でだよ」
      「糸が勿体無いでしょ」

       あっさり切り捨てアルステーデは“磁軸の柱”に背を向けた。
       自覚無いだろう辛辣な言い様にはため息が漏れるものの、たとえ起動が上手くいっていなければ結局また歩いて3Fまで降りてくる事になるだけだ。彼女の言い分もそれもそうかとヴィルジールは頷いた。
       改めて新緑の作るアーチを進む。木々がまばらな空間では柔らかな風が瑞々しい空気を運んだものだが、こうも密集地を進む時には眩しい緑とむせ返る草の香りに息苦しくもなる。さらにはその圧迫感を煽るかのように、視線の先に閉ざされた石造りの扉が出現する。

      「そういえば、リーダーは不思議に思わないんだね」
      「ああ?」

       石の扉に耳を当て、それから体重を掛け押し開けようとしたヴィルジールは、急に背後から呼ばれ顔をあげた。呼びかけたのは彼と同様に反対側の扉に手を掛けているジンマルではない。手伝う素振りさえも見せないジェイクだ。

      「この迷宮が発見された時は、皆不思議がっていたよ。この扉とか、柱とか、人が作ったようないろんなもの。エライ人が言うには、石の“ふーか”具合とか、モルタルの削れ片とか見れば、ぱっと見てもここ十数年で作られたものじゃない事くらいは解るってね」

       そんな事かと気を落としつつ、ヴィルジールは背中に体重を掛ける。重い扉が僅かに動く。
       確かに…ハイ・ラガード公国内にてこの不可思議な迷宮が発見されたのはほんの数年前の事。その内部に少なくとも数十年以上、下手をすれば数百年以上前より存在したと思しき建造物が此処彼処と並んでいれば誰もが驚く。
       石の塊を押し続けようやく一人が通れるほどの隙間が出来た。そこで一旦ヴィルジールは軽く息を吐き、呼吸を整えながら答えた。

      「エトリアにもあったからな」
      「ふぅん」

       おそらくエトリアでも樹海発見当初には似たような騒ぎも起こったのだろう。しかしヴィルジールがエトリアを訪れた頃には、既に迷宮の発見より三十年は経過していた。最早誰もが答えの出ない議論に飽きており、不可思議な存在も既に当たり前の存在と認知され、後に訪れた人々も今更疑問を投げかける事も然程無かったのだ。

      「じゃあさ、エトリアではもう解ってるの」
      「何がだよ」
      「こういうものを、誰が作ったのかってさ」

       ジェイクの問いにヴィルジールは思わず立ち止まる。半ば反射的にアルステーデに視線を向けるが、その気配を察知していたと見える彼女は既にヴィルジールに背を向けていた。
       人の手によって解き明かされたエトリアの迷宮の話は既に大陸中に知れ渡っている。そこに生息する生物、不可思議な植物…太古に滅んだ文明と見られる遺跡…大陸中の誰もがその存在を知っている。
       しかし。ヴィルジール達は…そしてエトリアに居る一部の者達は知っていた。“解明された迷宮”の存在自体がまやかしである事を。今人々の間で既知の存在となった迷宮の謎など、途方も無い真実の中の一欠けらにすぎない事も。

      「アルスでもいいけど。教えてよ、知ってるならさ」

       アルステーデの態度を目ざとく見据えたのかジェイクはその矛先を彼女に向けた。
       条件付けをしては居るものの、「知らない」との返事は想定して無いように見える。よくよく伺えば直接問いかけては来ないもののジンマルとシーヴも彼らの返答を期待しているらしい。
       
      「神様でしょ」
      「え?」
      「神様。この世界を作った神様。迷宮は世界の中にあって、この扉は迷宮の中にあるんだから。…多分ね」

       怪訝な顔でその返答を聞いていたジェイクだが、答えがそれで終りと見ると彼は不貞腐れ唇を尖らせる。まともに返事をする気が無いか答えを知らないかと悟ったのだろう。ジンマルとシーヴもまた何事も無かったかのように扉を潜った。
       しかしヴィルジールは神妙な面持ちで最後尾を歩いた。一見言葉遊びとも見えるアルステーデの言葉はある種の真実を含んでいる事を知っていたからだ。  
       言いようも無いわだかまりの中彼の瞳は扉の先に広がる光景を映し出す。そして同時に、自身の記憶の中にある似た場所の事を。

      「巨大ですね」

       シーヴが零す溜息交じりの声は、悲観よりも寧ろ賞賛が混ざっているように感じる。あの大木のような腕がどれ程の力を持っているか、そこにぶら下がった巨大な鎌がどれ程の切れ味を持っているか、それが如何に脅威であるか…そんなよりも、異質な生物の醸し出す生命と神秘性にまず心を奪われたらしい。
       彼女の…いや、彼女以外の者も含めた10の瞳は、全て同じものに向けられていた。
       扉の先の広大な広間にて、この場所の主であるかのように悠然と構えた巨大な魔物。
       …カマキリだ。

      「どうするの、あれ。ここから狙えるかな」
      「ちょっと、やめておいてよ」

       腰だめに構えた銃をそのまま撃つ素振りを見せるジェイク。ぎょっとしてアルステーデが制止する。何せ判断を誤れば自分達もまた広間に点在する朽ちた切り株に習う事になるのだ。
       冗談のつもりが強く静止されジェイクは不服そうに唇を尖らせた。

      「刺激せぬほうが良いだろう」
      「逃げるの?デカいナリしてるけど、速そうだよ」
      「エトリアでも似た生物を見たが、まともに遣り合うべき相手ではない」
      「はいはい、エトリアでも、ね」

       つまらなそうに呟きジェイクは構えを解いた。

      「遠巻きに行けばなんとかなるだろ」
      「カマキリって全方位見渡せるって聞くけど?」
      「その分、目はあまり良くないわ」

       言いながら既にアルステーデは行動を開始していた。背を低くしたままゆっくりと近くの茂みに身を寄せる。そこに何も居ない事を確認すると手招きで仲間を呼ぶ。

      「さっさと抜けちゃいましょ」

       仲間か皆茂みに身を隠した事を確認すると、アルステーデは次の遮蔽を探す。程よい茂みは直ぐに見つかった。しかしアルステーデは動かない。彼女はそこに不自然な揺らぎを見たのだ。
       アルステーデは矢筒から一本矢を抜く。低い姿勢のまま番え矢を放つと、それは鋭い音と共に空を切り生い茂る葉を散らしながら飛び去っていった。
       ヴィルジール達からは矢の行き先は見えなかったが、短い獣の咆哮にて脅威が去った事を知った。しかしアルステーデはまだ動こうとしない。

       ――カマキリが動いたのだ。

       獣の声に反応し巨大な身体がぐるりと旋回する。カマキリは見た目に反する機敏さで音が聞こえた方角へと移動を開始する。両腕の鎌が大きく振り下ろされ草を切り裂き、鉤爪のような足が地面を抉るたびに草と湿った土の臭気を立ち上げた。
       やがてカマキリは足を止める。アルステーデが矢を放った先の茂みのあたりで。野獣の断末魔の声を聞き、自身の鎌の餌食となる存在を期待したのだろう。
       比較的近い場所で見上げるカマキリの姿にヴィルジールは息を呑んだ。何度見ても…そして対処法を熟知していたとしても、やはりその感情の篭らない冷たい殺気には圧倒される。悪意も無く敵意も無く、ただ目にした獲物を喰らうという習性に拠る一閃は、純然たる殺意に研ぎ澄まされ曇りない。
       血の通わない殺戮者なのだ。全く、言葉どおりに。
       ヴィルジール達はやや腰を浮かせる。万が一このままカマキリがこちらに近付いて来たのならば、即座に先ほど潜った扉まで撤退する為だ。
       しかしカマキリはそんな彼らに気付く事は無かった。自身の求めるものが無いと知ると再び定位置と見える場所へと帰ってゆく。
       脅威が遠ざかったところでヴィルジールは長く息を吐いた。その開放感は何処か、治療の為に撒いた包帯を解く感覚と似ていた。

      「オッケー。じゃ、また合図したら来てね」

       再びアルステーデはそっと茂みから抜け出す。残された四人は彼女の指示と周囲の気配、そして何より巨大なカマキリに気を配る。ひとつの移動を終えると、またアルステーデが先行する。残された者たちはまた彼女の指示を待ち…。 
       ふと気付き振り返れば、あれほど巨大であった死神の陰は遥か後方にこじんまりと見えるだけだった。

      「大した事ないね」

       すっかり警戒を解いたジェイクが後方に向けて舌を出した。
       
       *

      「大した事無いんだろ」
      「さっきはね」
      「同じだろ」
      「同じに見えるなら、アルスに何とかしてもらえば」

       意味の無いやり取りは無意味に呼吸を乱すだけだと悔やみつつ、ヴィルジールはそれっきり悪態をつくことを止めた。…やめたが、その分胸中では後で吐いてやろう言葉をしっかりと準備している。
       前方を走るアルステーデが振り返りこちらに向かって矢を番えるのが見えた。矢はそのまま発射され、ヴィルジールの耳の横を通り後方に飛ぶ。背後に迫る地を擦る音が一瞬止まったように思えた。しかしヴィルジールは振り返る事無く走り続ける。
       
      「お前もやってみろよ。大した事無いカマキリだ、出来るだろ、あれくらい!」

       カマキリは広間に居た一匹では無かったのだ。広間を越えた先の通路にて、またも行く手を塞ぐよう鎮座する巨大な死神に遭遇した。
       何とか誘導し通路を開けたまでは良かったが、撒く事は叶わず追われる羽目となった…というわけだ。

      「細かい事を、いつまでも煩いなあ!」

       業を煮やしたのか、ジェイクはぶら下げた銃を構えると同時に振り返り何発か発砲する。制圧射撃のつもりだろう…が、着弾した地面が軽く砂煙を巻き上げたもののカマキリの動きが妨げられた様子は無い。躍起になって二度目の射撃を行おうとするジェイクを、背後から走ってきたジンマルが腕に引っ掛け半ば引き摺るように撤退させる。
       角を曲がったところで最後尾のシーヴが何かの薬瓶を取り出し散布した。途端、奇妙な煙とともに異臭が立ち込める。
       ヴィルジールが振り返ると、彼らが逃げた通路とは別の通路へ入っていくカマキリの姿が見えた。

      「…本当は違う用途の薬ですが、煙幕として利用しただけです。勿体無いですが仕方ありません」

       視線だけでその意を察したのか、問われる前にシーヴは答えていた。先ほど彼女が散布した薬剤の事だ。
       何の為の薬やらとヴィルジールは嫌な顔をする。ただでさえ彼女の持ち出す薬は妙な代物が多い。彼らの知る一般の薬とは違い、妙な粘性を持っていたり、不気味なほど鮮やかなパープルであったり、酷く匂ったり、傷口に塗りつけたと思ったら、負傷時よりも酷い痛みに襲われたり、『苦い』や『不味い』という形容すら当てはまらない、およそ口にいれるものとは思えぬ風味を持っていたりする。効果こそ疑う余地は無いのだが、未だ慣れない。

      「ともあれ、この場を離れるのが先決だろう。先ほどのカマキリが戻ってくるとも限らない。あるいはこの周辺が奴らの生息域であれば、別のカマキリが姿を現すかもしれん」
      「賛成。もう、ゴメンよ。あれ見ただけで嫌な汗出てくるもの」 

       ジンマルに並びながら、アルステーデは両手でカマキリの釜を真似る。奥へと進む足は自然と速まった。

      「これでこの先行き止まりだったら、笑えるよね」

       ジェイクが笑い声とともに発した冗談は樹海に軽く反響する。笑ったのは本人だけだったが。


       ***


       カマキリの生息域を抜けたのか、その後はあの恐ろしい鎌と出くわす事もなかった。唯一脅威となったのが巨大な角を生やしたサイの存在。しかしサイはカマキリほど機敏ではない。額に掲げた角に貫かれれば腹にはぽっかり穴が開き、その足に踏まれれば骨ごと砕かれるのであろうが、その前に仕留める事は十分に可能だった。
       しかし小さな疲労や負傷は蓄積してゆくものだ。ヴィルジールもジンマルも既に全身から薬剤の匂いを漂わせている。

      「鼻が効かなくなる」
      「でしたら、もう少し怪我をなさらぬよう立ち回るべきです。お二人とも守りが甘すぎます」
      「そんなやり方、知らねえよ」
      「ならば覚えてください、今からでも」

       シーヴに蔑むような視線を向けられヴィルジールは顔を引きつらせた。そのままジンマルに視線を向けるが彼は何も言わない。重々承知と言ったところだろう。 
       ふとヴィルジールが顔を上げると、前方に再び扉が見えた。先頭のアルステーデが既に辿り着き、周囲を調べている様子。  
       そのアルステーデの動きがふと止まった。

      「その先へ進んでは行けないよ」

       アルステーデが振り向いた先にはあの聖騎士が居た。先ほど出会い、別れてからさほどの時間は経っていない。傍らではあの黒き狼も低くうなり声を上げている。
       意外なほど早い再会だったが、相手はそう思ってはいないようだ。

      「さっき振りね。今度は貴方がとうせんぼなの?」
      「ああ。この先に行くのは待ってくれないか。ここは、危険なんだ」

       先刻の愛想の良い態度は微塵も無く、騎士の表情はただ固い。皮膚の表面を小さな針で突かれたような、奇妙な違和感がアルステーデを襲う。おおよそ、回避できない障害を目の当たりにした時と同じ感覚だ。

      「樹海に危険じゃない場所なんてある?この先に何があるっていうの」
      「…訳は、私から話すことではない」

       口を噤むフロースガルと訝しげな表情のアルステーデ。両者のにらみ合いの元へようやくヴィルジール達がたどり着く。

      「ならば、誰から話すべき事だとおっしゃるのですか?」

       再度問いかけたのはシーヴだった。頭一つと半分ほど高い場所にある相手の顔を見上げ詰め寄る。

      「待て…と、仰るのならば、待てば危険は去るという事なのですか?」
      「それも私に答えられる問いではない。…ただ待つ事を望まないのならば、大公宮に直接問うと良いよ。その上でこの先へ行こうと言うのならば、私から言う事は何も無い」
      「大公宮?まさかこの先で軍による作戦行動が行われているのですか?…一体何の」

       重ねての質問には騎士は答えなかった。シーヴとアルステーデは互いに顔を見合わせる。

      「…この先で軍による任務が行われ、その為大公宮の布令により此処が封鎖されていると仰るのならば、解りますが」
      「いや。君たちを引き止めているのは私の意思だよ。不条理に感じるかもしれないが、磁軸の柱もある。ここまでの歩みが徒労となるわけでもないだろう」

       ああ、とシーヴは小さく呟いた。先ほど懇切にも声を掛けてきた理由は、遠まわしに帰還するよう促す為だったのかもしれない。
       ならば、それは何故なのだろうか?…誰もが思う疑問だ。こちらの行く手を阻み妨害をしている…その割には害意や敵意は感じられないのだ。それも、一時の話だというのならば、それこそ大公宮の命だとの嘘でその場を凌げばよいものを馬鹿正直にも自分の意思だと言う。
       思案する彼女の肩を叩く手があった。背後より。シーヴの小さな身体はその手によって容易く後ろに引き下げられる。

      「解った。あんたの言う通り大公宮行って三文判取ってきてやるよ。それで文句ないんだろ」

       言葉と一緒にシーヴを押しのけるヴィルジール。せり出してきた肩を見つめるシーヴの瞳は真丸に見開かれた。

      「……ああ」

       ヴィルジールが了解の返事をしたにも関わらず、騎士は喜びも安堵も見せなかった。騎士の本心はおそらく、彼ら『アセンブリッジ』が何の疑問も抱かず深入りせず黙って引き下がる事だけを望んでいるのだろう。理由は、解らないが。

      「行こうぜ。…ま、切り上げにもいい時間だろ」   

       いい時間とまでは言えないが、既に日も傾き始めている。早めの切り上げとしては悪い時間でもない。ヴィルジールが向けた背を怪訝に見つめながら、もう一度お互い顔を見合わせ…シーヴとアルステーデもまたその背中を追う。残る二人はと言えば、ジンマルは常にジェイクの挙動を警戒しながら一歩遅れ、そのジェイクはと言えば珍しく口を出さない。無意味に見下すような視線を保っているのは相変わらずと言った所だが。
       扉より少し離れた場所で糸を解こうとするヴィルジールを、アルステーデが止めた。少し待てとジェスチャーしながら草木の密集した茂みへ向かう彼女。ヴィルジールは理由も聴かずに黙ってそれを見送る。何をするつもりか等といちいち問う必要は無かった。
       そんな彼に話しかけたのはシーヴだ。

      「…意外でした」
      「何でだよ?そこのガキと一緒にしてんじゃねぇだろうな」

       ヴィルジールは問われるままに問い返した。少女が口にしているのは、騎士に言われるままに引き下がった事に対しての問いだろう。誰の事だよと毒づくジェイクの声に重ね、シーヴは躊躇なく肯定の返事を返した。

      「焦っていらっしゃるように見えていたので」
      「焦っている?何を」
      「探索を。世界樹の迷宮の奥へ進むことを。先んじて天空の城へ到達する事を」

       小難しい学術書でも眺めるような嫌な顔で、ヴィルジールはシーヴを見下ろす。一瞬、胸中に湧き上がった思いと、口の中に湧き上がった、思いとは真逆の言葉を全部吐き出しそうになった。寸前でそれを飲み込む事に成功すると、ヴィルジールは軽く頭を振った。髪に引っかかった蜘蛛の糸でも振り払うように。

      「…先達の言うことは素直に聞くものだってな、先代の遺言だよ」
      「お父様…ですか?」
      「そっちの先代じゃなくて、『アセンブリッジ』の先代リーダー」
      「…亡くなられたのですか!?」
      「や、しぶとく生きてやがるぜ。俺の中じゃとっくに死んでるけどな」

       身を乗り出したシーヴだが、返って来た返事に咳払いして態度を落ち着ける。その慌てた様子を見て一矢報いた気になり、ヴィルジールは胸の内側で笑った。

      「縁起でも無いこと言わないでよね」
       
       全て聞いていたのか、呆れた様にため息を付きながらアルステーデが戻ってきた。

      「やっぱりあったよ、抜け道」
      「抜け道?」
      「うん。磁軸の柱の前に繋がってる。…あの人、こっちに来た様子も無かったのに居たから、何処かに道があると思ったんだよね」

       小声で言いながら皆に手招きをする。集まった事を確認すると地図を開き、皆に示すように抜け道の箇所を書き込んで見せた。へぇ、とジェイクが声を漏らした。

      「抜け目ないね」
      「もう少しまともないい方、ないわけ?」
      「じゃ、目聡いね」
      「…さっきの言葉の後だと、褒められてる気にならないね」
      「なんだよ、面倒だなあ」 

       ぺろりと舌を出しながらジェイクはそっぽを向いた。

      「じゃ、一度戻りましょ。先達さんの指示にしたがって大公宮へ…と」

       アルステーデはふと思い出したように自身のバックパックに手を突っ込む。そして硬く薄い感触を手探りで見つけ出しそっと手を抜き取った。
       握り締めた手のひらから出てきたのは、あの勲章だ。エトリアで授与された栄誉ある勲章。
       正直に言えばアルステーデは、自身が…自身たちがこの勲章を得るまでは“勲章”という存在の意義があまり解らなかった。結局はただの記号に過ぎないものだと。
       しかし今ならば解るのだ。その勲章は揺ぎ無い信念と強靭な気魂とで形作られたものである事を。それが形成されるまでには、途方も無い道のりがあった事を。
       全ての賞賛と価値は決して小さな金属片とそこに刻まれた紋章に捧げられているのではない。それを形成する内なるものへと向けられているのだと。

      「しまっとけよ」

       アルステーデの手のひらから勲章が取り上げられた。彼女が驚きの声を上げたときには、それは既にヴィルジールの手で彼女のポーチの中へとねじ込まれていた。

      「落としたらどうするんだ」
      「心配なら、自分で持ってれば?」
      「余計に失くすだろ」

       相変わらず取り付く島もない。アルステーデは首を竦めつつも彼に促される先へと行く。そこでは既にアリアドネの糸による帰還準備が終わっていた。


       アリアドネの糸が眩い光を立ち上らせる。
       その光ごしに聖騎士の姿を見つめながら、今では誰もが思っていた。
       聖騎士フロースガルとの迎合は、自分達にとって特別な意味を持っているだろう事を。




      長くあいてしまいましたが、ようやくあがりました。フロースガルさんのご登場です。前編。
      正直言えば、後編が本題で、今回はその序章って感じでしょうか。
      この人も結構ドラマのある人なんですが、その辺りって他人から説明されるだけで
      絡みは専ら案内係、なんですよね。ってか二度の登場で専用絵とかものすごい贅沢な容量の使い方ですね!
      とは言えこの扱いもわざとなのかなって気がしますけれど。
      いかにも死相出てる人がこれ見よがしに死ぬよりも、これから活躍しそうなビジュアルかつ設定の人があっさり死ぬほうがやっぱり悲壮感とか、ショックとか大きいですし。PL視点に限っていうならモブ兵士の死体の山だされるよりも「樹海の非情さ」表現としては効果的ですよね。
      …ま、まあ、フロースガルさんも死相は出てましたけど、いくらなんでも二回の案内係登場だけで死ぬとは思わなかったでしょうしw

      今更ですが、毎回エトリアの話が出てきます。
      2しかプレイしていない方には全く不親切な話と思いますが(それでもワケワカンネにはならないように心がけてますが、何分「知っている者の目線」でしか見れませんもので不安が…)
      脳内設定上、今回のリーダーが世界樹の迷宮に挑戦した理由は、やはりエトリアの世界樹と関わりがありますので、そういう話になってくると思います。
      世界樹の1と2は直接関連のある設定は出てきませんが、繋げようと思ってつなげると結構面白いなとか、思ったりしませんか?
      世界を作り変えようとしたヴィズルと人間を作り変えようとした上帝さんと。
      不老不死を実現する事で人類の存続を図った上帝さんと、不老不死を実現しながらも、多くの犠牲の出る方法で存続を図ったヴィズルと。
      オラわくわくしてきたぞ!そこまで書けるか解りませんが。

      勿論、前回から継続でないメンバーにもそれはそれで樹海踏破の目的はあります。今後の流れとしてはフロースガルさん後編&キマイラさんSS→ペット加入→エスバット編(2,3階層)→ガン太の設定話(4階層)→マグ子の設定話(5階層)→上帝戦
      みたいな流れで行く予定です。あくまで予定です。うん、あっさりです。すごーくあっさり。さらにブシ男は未定です。ジャガーさんは今のところ予定ナシで…あってもあっさりですかね。
      あと、確か何処かで「ガン太とマグ子は、リーダーがエトリアの世界樹を踏破した本物だとは知らない」とか書いた覚えがあるのですが、この設定変わりました。二人とも、本物の「アセンブリッジ」だと知っているという事で。
      前回もこの手の設定変更は山ほどあったのですが、あまり外に出さなかったので気付かれてませんでした。やっぱり迂闊に設定の先出しするもんじゃないですね!

      さて、次すらいつかは不明ですが、のんびりやって行こうと思います。
      次回はフロースガルさんが大分グロいお話なのでファンの方は回避推奨、と怒られる前に言っておきますw


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